Part2◆MIZZマスターの『ブラックホーク』懐古談インタビュー
プロローグ
1960年代のこと,渋谷の道玄坂上右手に「しぶや百軒店」と書かれたアーチ型看板の門を潜り,もうひと息坂道を登った(地元古老によるとその昔”ヤマ”と呼ばれていた)狭い丘の上のわずか100メートル四方にも満たないに場所に,7軒ものジャズ喫茶が密集するジャズの街が広がっていました。

・『DIG』(ここが1966年に『ブラックホーク』となります)
・『オスカー』ーー大音量でライヴ感たっぷり
・『ありんこ』ーー10人ほどの定員だがアットホームな雰囲気
・『SAV』ーー『DIG』の2階にありました
・『SWING』ーーハンチングとパイプをくゆらせた渋いマスターが人気
・『ブルーノート』ーー1966年ごろには撤退していた?
・『デュエット』ーー少し離れた旧恋文横丁方面にあったしっとりした雰囲気のお店
1960年末,当時ジャズ喫茶の老舗格であった『DIG新宿店』の支店『渋谷DIG』のオーナー中平氏より,渋谷道玄坂百軒店の一隅にあった店舗を,私(MIZZ=みずかみよしのり)が居抜き売買によって購入する縁となりました。
代替わりに伴う店名変更の必要から,かつてジャズミュージシャンたちの多くがライヴ録音による名盤を残していた,アメリカ西海岸サンフランシスコの名店『BLACK WAWK』からそのまま店名をいただき,『ブラックホーク』と命名したのが事の始まりです。