Part2◆第12話 松平さんの思い出❐その8

(年号の表示は欠落していますが,Led Zeppelinの新譜案内や「Jimi Hen,Dead!」の記事があることから1970年9月の発行と思われます)
《MIZZマスター》
「ブラックホークニュース」は,私(MIZZ=みずかみよしのり)が徹夜厭わずせっせと鉄筆を振るい,今や此の世から消え去った” ガリ版刷り”を駆使して,ほぼ月2~3回発行していた広報紙です。
当時の喫茶店(ジャズ喫茶・ロック喫茶)としては非常に珍しい試みでしたが,「お客のための広報活動は重要だ」「新しいレコードのことをみんなに教えよう」と単細胞的に考えていました。なかば松平氏に無理強いし,彼のロックやフォークミュージックの該博な知識を可能な限りお客さんたちに伝えようという思いもありました。彼も,当初はジャズ愛好から抜け出せておらず,在庫アルバムとロックタイムの増加によって重い腰を上げたという感じでした。
松平氏はと言えば,「売れない三流ロックミュージック評論家としてやりましょう」と自嘲気味に呟いていたような?!
《ひめちゃん》
いえいえ! 舌鋒鋭い松平さん独特の言い回しは,後々も多くのファンを引きつけて止まなかったようですよ。
ただ,一部の出版元やレコード会社の担当者のなかには,一筋縄ではいかない,へそ曲がりな頑固者といった風情を煙たがる人も稀にいらっしゃったようではありますが…?!